あゆちゃんのブログ
ブログのトップページ >> 生きているものはみな、傷にはくるみを要する

2014.04 生きているものはみな、傷にはくるみを要する

カテゴリー:あゆちゃん日和

image

あゆちゃんの足を見るといつも浮かんでしまう文章がある。

こぶを抱えたもの、ねじれのきたもの、曲ったもの等々変形の箇所をもつ木は珍しくない

それをアテと呼んで、使いものにならぬ役立たずの、やっかい物なのだという

アテはよくないもの、悪いものとして、なにか最低の等級にも入れられない、それ以下のものとされているようにきこえた

「なぜなんでしょう

だってその曲りやゆがみは、いわば力ではないんですか

それあったが故に、木は折れも倒れもせずに生きてきたんじゃないんですか」

「そうです、木が生きていた時はね

しかし材とするとき、アテはどう救いたくても救えない、最も悪い欠点です」

「そんなに けなしつけるとは、あんまりひどい

さんざ辛い目を我慢して頑張ってきたというのに、やっかい者だの役立たずだのと、なぜそんな冷淡なことをいうんでしょう

木の身になってごらんなさい、恨めしくて、くやし涙がこぼれます」

心の中がアテの悲しさでいっぱいになりながら、林の道を進んだ

アテの木ばかりが目につく

気楽にのんびりして見えるアテは、一本もなかった

アテはどれも醜さをさらしたまま、苛酷な重量に堪えているかのようだった

「木」  幸田文

亜由未の足が激しく変形したのは、10年くらい前。

呼吸不全でICUに救急搬送され、5ヶ月あまり入院治療を強いられた時。

その間、病気の苦しさと治療の辛さを泣いたりうめいたりして和らげることは、口を呼吸器でふさがれた亜由未にとって許されないことだった。

その辛さを足が代わりに受け止めていた。

image

苦しみもだえる時、足の指がかかとにつかんばかりに握り締められるのを、何度も見た。

握りこぶしをぎゅうっと固めることでなんとかこらえるような、奥歯をぎりぎりと噛み締めることでかろうじて耐えるような、亜由未の足は歩くのとは違う、そういった役割を、その時果たしていた。

だから亜由未の足の「その曲りやゆがみは、いわば」耐えしのいでなんとか生き抜いた「力」の証。

誇るべきその足の「曲がりやゆがみ」は、しかしまた、再び亜由未を苦しめる原因ともなっていった。

三角形のように鋭角を描く亜由未の足の親指の付け根は、脱臼のリスクを抱えているという。

image

足の親指の脱臼。

亜由未に再び脱臼の痛みとその治療の辛さを味わわせたくないから、「リハビリ」に励んできた。

でも氷のように固くて冷たい亜由未の足は、専門家のリハビリによって「矯正される」だけでなく、柔らかく暖かな傍らの人の手によって「くるまれる」ことも、切実に必要としている。

木は一度傷をうけると、終生その傷のいたみを、体内に抱えて暮すものだろうか

木は外へ外へと新生するから、傷も、年月と共に内へ内へとくるむのだろう

中身をいたわり、かばい、外からの災いの防ぎ役もかねるのが、くるむということ

生きているものは人も鳥けものもみな、傷にはくるみを要する

くるんで、かばって、変形を補っていこうとする

「木」  幸田文

そんな亜由未にとって強い味方が現れた!

わかりやすく「くるみ方」を教えてくれるDVD「でら〜とにおける西野さんによる心身障害児(者)に対するリフレクソロジーの取り組み」

http://www.motherbird.net/~reflexology/ 

image

マザーバードさん(重い障がいをもった我が子と地域の中で普通に生きるために、 親の会を立ち上げ、行政を突き動かし、理想の通所施設「でら~と」を立ち上げた、 静岡県富士市・富士宮市に住む親の取り組みと自立への試みを、 5年にわたり記録したドキュメンタリー映画「普通に生きる」作成)が制作販売されている。

image

マッサージはDVDの映像を真似て行いました。
力加減などまだ不安な部分もありますが、あゆみさんがリラックスしてるのかな、と感じることができたので良かったです。(わっしー)

image

え?なになに?

はじめはどんなふうにやっているのか気になるあゆちゃんも…

image

あ、あのDVDね、リフレ…なんとかね、知ってる知ってる…

image

これ、気持ちいいんだよね…と、リラックス…

image

リフレクソロジーのやり方は私にとっていい勉強になりました。
相手に了承を得る、反応をみるなど、忘れがちなことですがとても大切だと思いました。(横山)

image

リフレクソロジーというマッサージを行った。
大腿部からつま先にかけて手で包むようにしながら刺激を与えて足部の冷えや疲労を改善するものだ。
足の温度が少しずつ温まって行くのが分かった。( かんちゃん)

image

今日は主にリフレクソロジーについてのDVDを見て、実際にマッサージを行いました。
今までにも何度か足のマッサージを行ったことはありましたが、今回はツボや血流についてや、マッサージ中のあゆみさんの様子について等を特に意識しながら行いました。
マッサージ中のあゆみさんは時折笑いながら、体の力を抜きつつリラックスしている様子で、リフレクソロジーの効果を少し実感することができました。(小野寺)

image

“リフレクソロジー”という足裏マッサージのDVDを観ながらあゆみさんの足裏マッサージを行いました。
足裏に刺激を与えることで利尿作用や便秘の解消等、身体に様々な利益を与えることが出来ると知りました。
普通に生活していても、足(歩行)に関してあまり意識しませんが、身体の体温調節や体調を整える上で大切なことなのだと感じました。(山田)

image

このDVDのおかげで、これまでよりあゆちゃんの足に手を当てることが増えそうです!

皆さんどうもありがとう!

Ayumi Sakagawa

【月別】

【カテゴリー別】

Copyright(c) 2013 シンビオシス All Rights Reserved.


PAGE TOP